2022/07/11

医療コンサルタントの役割は?医者からの転職は可能なのか解説!

多くの医学生は、医師免許を取得後に臨床医として大学病院や市中病院へ就職します。しかし、必ずしも臨床医として働くことだけが医師のキャリアではありません。では、医師免許を活かせるキャリアにはどのようなものがあるのでしょうか。
今回は、「医療コンサルタント」に着目します。医療コンサルタントは医師からの転職が可能な職業なのでしょうか。また、医療コンサルトとしてのキャリアを歩むにはどのようなステップを踏んだら良いのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

医療コンサルタントとは

医療コンサルタントとは、主に医療機関の経営や管理上の課題を改善する策を考え、その実施を支援する職業です。クライアントには病院やクリニックといった医療機関だけでなく、医療関連の機器を扱う一般企業も含まれます。
まずは医療コンサルタントの存在意義と、病院における役割や業務内容について説明していきます。

医療コンサルタントの存在意義

医療コンサルタントは、医療分野および経営・マーケティングの専門家として、医療機関の経営状況や業務管理の向上をサポートします。効率的で持続可能な医業経営を実現することで、安定した医療を提供できる社会づくりに貢献し、間接的に患者をサポートするという大事な責任を担っています。

医療コンサルタントの役割・業務内容

現代の日本では、高齢化が加速し、それに伴って医療の需要も高まり続けている状況です。一見、需要があるのなら経営は問題ないように思われますが、人件費の圧迫や診療報酬から得られる利益の低下によって、経営が思わしくない医療機関も少なくありません。実際に、厚生労働省が発表した「令和2年度 医療費動向」では、令和2年度の診療報酬が過去最低でした。

このような現状で、クライアントの相談に乗り、解決策を練り、支援していくのが医療コンサルタントです。
病院やクリニックなどのクライアントから受ける相談は、財務状況や人事管理などの見直しや、開業に関するサポートまで多岐にわたります。
実際の業務内容は、病院やクリニックがおかれている状況を分析し、経営を立て直したり安定させたりするためのコスト削減や、非効率な業務の短縮化といった有効な対策を提案することです。
例えば、業務量が多くスタッフの負担が重いクリニックには、IT化を支援して業務の短縮・効率化を目指すよう提案します。業務の負担が軽減できれば、医療ミスも減り、人材の定着率も上がることで高品質な医療が提供できるようになるでしょう。
このように一時期を補う対策ではなく、先を見越した対策を考えることが医療コンサルタントの大切な業務内容です。

医療コンサルタントになるには?

では、医療コンサルタントを目指すにはどうすれば良いのでしょうか。
必要な資格や、キャリアパスを解説していきます。

医療コンサルタントに必要な資格 

医療コンサルタントに必要な資格で代表的なのが、日本医業経営コンサルタント協会が認定する「医業経営コンサルタント」です。
指定講座の受講後、一次試験(筆記)および二次試験(論文)を通過すると認定される資格で、講座の受講から試験までの費用は75,000円かかります。(認定登録料や継続研修には別途費用が必要。)
講座内容には、医業経営論や安全管理、会計・税務も含まれており、医業経営を扱うプロとして必要な知識を学ぶことができます。そして、資格取得後も充実した継続研修があるため、医業経営コンサルタントとして常に最新の情報をキャッチアップすることができ、提供するサービスについても高い質を維持することが可能です。

また、「医療情報技師」といったIT系の資格や「公認会計士」など財務専門の資格も持っていると役立つでしょう。

コンサルティング会社に就職 

医師として現場経験を積んだのち、一般的な就職試験や面接を経て、コンサルティング会社に就職するという方法もあります。フリーのコンサルタントとして活躍する方もいますが、クライアントからの信頼を得るには実績が必要となるため、コンサルティング会社で経験を積むのもおすすめです。 
医療分野に特化した医療コンサルタントは、医療知識はもちろんコンサルタントとして必要なコミュニケーション力や洞察力も求められます。こうしたビジネスマンとして必要なスキルは、コンサルティング会社での経験で身につけることができるでしょう。

医者からコンサルタントへの転職は可能?

医師免許を取得したからといって医師の道だけが開かれた訳ではありません。医師としての知識や経験は、医療現場以外にも多くの場所で活かすことができます。特に初期研修医や専攻医を経て、専門医資格の取得を目指すタイミングは、独立や転職のチャンスです。今後の働き方やキャリアについてしっかり考える良い機会を逃さないようにしましょう。

医師からコンサルへの転職は歓迎されている

医療コンサルタントは、企業のコンサルティングとは異なり、医療の専門的な知識があるとより活躍の幅が広がる分野です。そのため、医師として経験から蓄えてきた知識は、多様化する医療現場を経営面で支える上で大いに役立ちます。今後もニーズのある仕事と言えるでしょう。
さらに医師は、医療コンサルタントに限らず、医学部卒業という高い学歴を活かして、IT系やシンクタンク系といった全く異なるコンサルティングファームに転職するケースも見られます。非常に勤勉でストイックな方が多いので、高い自己研鑽力が必要なコンサルタントという職業に向いているからでしょう。

医者からコンサルの道に進むことのメリット

では、医師からコンサルタントへの転職にメリットはあるのでしょうか。

医師が医療コンサルタントへ転職することのメリットは、経営・マーケティングの知見を深めることができることです。将来、自身の病院を開業する予定であれば、コンサルタントとしての経験は大変役立ちます。外部にコンサルティングを依頼せずとも、自身の経験で病院やクリニックを運営できるためです。「医師→医療コンサルタント→開業医」とステップを進めることは賢い選択といえるでしょう。
また、医療現場での実務経験があれば、現場の問題点や改善策について、より実用的なアドバイスができるコンサルタントとして活躍できるメリットもあります。自身が医療現場で働いていたときに感じた疑問や不安は、より良い医療機関の体制づくりに役立つはずです。

医師として専門知識を学ぶならドクターズスタディ

医師としても、医療コンサルタントとしても、自身のキャリアアップに必要な専門知識を学ぶためには「ドクターズスタディ」を活用した学習がおすすめです。
ドクターズスタディでは、新専門医制度に対応した講義動画やテキストで、効果的な試験対策がおこなうことができます。
専門医資格をもっていることは、特定の分野の知識と経験がある証明となります。医師としてだけでなく、医療コンサルタントというキャリアを進むうえでも大きな強みとなるでしょう。

忙しい医師でも効率の良い学習が可能

2018年から日本専門医機構による新専門医制度がスタートしており、専門医取得への流れや必要な対策も、それぞれの専門分野で変わりつつあります。確実に専門医取得を目指すには、新専門医制度に対応した試験対策が必要です。
ドクターズスタディを活用すれば、日々の忙しい業務のなかでも、専門分野に特化した学習を効率的に進められるのでぜひ一度チェックしてみてください。

まとめ

医療コンサルタントは、人々が健やかな生活を送るための医療を、経営面から支える必要不可欠な存在です。また、医療に関する専門的な知識を要するため、さまざまな場面で医療現場での経験が役立つでしょう。医師のネクストキャリアとして、非常にやりがいのある職業だといえます。
専門医資格を取得の取得は、医師としてだけでなく、医療コンサルタントとしても活かせるでしょう。新専門医制度の試験対策に対応したドクターズスタディでは、効率的に学習できる講義動画やテキストが多く取り揃えてあります。ぜひ利用してみてください。

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