2022/06/06

内科専門医試験の合格率とは?新制度導入で何が変わった?

2018年に新専門医制度が誕生しましたが、新制度下での内科専門医試験は3年の研修プログラムを経てようやく2021年度に第1回が開催されたばかりです(2022年5月現在)。 新専門医制度の試験データは少ない上に、従来のものとは形式や内容も変化しており、難易度が把握しづらいのが現状です。 では、第1回内科専門医試験の合格率や難易度はどのくらいだったのでしょうか。

合格率は9割前後、内科専門医試験の難易度は?

新専門医制度の内科専門医試験は実臨床を反映した臨床問題を想定して作成されており、従来のようにテキストベースの対策だけでは対応しきれない可能性もあります。 これらを踏まえて、2021年度の合格率と2022年度の予想について解説します。

試験問題は合格率約9割を想定して作成

新専門医制度の内科専門医試験は、合格率約90%を想定して試験問題が作成されています。 一方、従来の前段階にあたる認定内科医試験の実際の合格率は直近10年で約80〜90%、旧制度における総合内科専門医試験は約60〜80%と振れ幅があります。 これらを考慮すると、新専門医制度の難易度は低いように感じるかもしれませんが、総合内科専門医試験とは異なり、3年以上の研修プログラムを経て、病歴要約29篇を提出、一定以上の評価を受ける必要があるため、合格率のみで一概に難易度を判断することはできません。 とはいえ、研修プログラムを修了した医師であれば本来100%合格してもおかしくはないでしょう。 また、試験は領域別の出題よりも、診断から治療までを全人的に判断できるかを問う問題を多く取り入れる方針であることが明かされています。

2021年度の合格率は94.45%!

初回となる2021年度の内科専門医の筆記試験は2021年7月に実施され、合格率は94.45%でした。 日本内科学会が公表した試験の概要では、難易度は認定内科試験と総合内科専門医試験の中間のイメージであると記載されていましたが、問題作成時に設定された90%を超え、高い数値となりました。 なお、試験問題は原則として「標準的内科学教科書」「日本内科学会雑誌」および「内科救急診療指針2016」に掲載されている内容をもとに作成されており、合計250題(一般問題100題+臨床問題150題)が出題。 範囲は「内科専門研修カリキュラム(=出題基準)」に準拠しています。

参考:内科専門医 資格認定試験|日本内科学会

2022年度の合格率をドクターズスタディが予想!

第1回の試験問題作成時に設定された90%程度の合格率は第2回でも踏襲される見込みであるため、第2回の内科専門医試験の合格率も90〜95%に収まると予想されます。 また、日本内科学会は筆記試験を2022年5月に全国5会場で実施すると発表。 試験はマークシート方式で総合内科を含む内科の10分野から250題(一般問題100題+臨床問題150題)が出題されます。 合格率や試験難易度の急激な変化はないことが予想されるため、極端に難易度が上がることを心配せず、従来通りの難易度の問題を堅実に対策していくことが大切です。

新たに内科専門医試験が導入され、専門医のハードルが下がった可能性も

新専門医制度によって合格率や難易度だけではなく、内科専門医の取得方法も変わりました。その中でも着目すべきは専門医を取得するために受ける必要があった認定内科医試験が廃止されたことです。 ここからは取得方法が具体的にどのように変わったのか、それに伴って起こりうる変化について解説します。

受験資格の取得方法が変わった

従来の制度と新専門医制度の取得に関する違いは、主に取得するまでの過程や研修年数です。 2017年以前、内科専門医の受験資格は認定内科医試験に合格し、その後2年以上の研修を終えて初めて得ることができました。 加えて、認定内科医試験を受験するためには後期研修に該当する3年以上の研修期間が必要で、試験の合格率は約8〜9割と、落ちる医師もいました。 一方、新専門医制度に移行すると、2016年以降に医師免許を取得した場合、後期研修にあたる3年以上のプログラム研修と病歴要約29篇の提出をもって受験資格が認められるようになりました。 このように受験資格を取得するまでの過程や研修年数は大きく変化しています。

認定内科医試験の廃止に伴う変化

先述のとおり、従来の制度における専門医取得の必須条件となる認定内科医試験は廃止されました。 新専門医制度では専門医試験を受験するための最低研修期間がこれまでの3+2年の5年から3年に短くなったため、内科専門医取得のハードルが下がったという見方もできます。 認定内科医を取得した方、特に新専門医制度への移行期に取得した医師の中には、認定内科医の取得が無駄だったと思う場合もあるかもしれません。 しかし、認定内科医を取得していると3年以上のプログラム研修や病歴要約29篇の提出が免除されるため、これらを有効活用することで新専門医制度下でもスムーズに専門医取得が可能となっています。

総合内科専門医試験は残っている

認定内科医試験は廃止され、研修プログラムおよび内科専門医試験に置き換わりましたが、総合内科専門医試験は新専門医制度に移行した後も残っており、今後も取得することが可能です。 従来の制度では認定内科医を取得することで総合内科専門医試験の受験資格が得られるようになっていました。 新専門医制度では第1回内科専門医試験が終了したばかりで実際の運用はこれからとなりますが、この新制度における内科専門医となることで総合内科専門医試験を受験することができます。 内科専門医を取得後、総合内科専門医取得まで進むことでより専門的な知識や経験を得ることができると同時に、それを資格として証明できるようにもなります。

内科専門医試験の合格を目指そう!おすすめの対策方法

ここまで解説してきたように、新専門医制度に移行し2021年に第1回内科専門医試験が開催されたばかりなので、過去の試験データの集積は乏しく、発行日の古いテキストではカバーしきれない領域が出てきます。 テキストは新しいものを揃え、忙しい日常診療のなかで堅実に対策を行なっていくことが重要といえます。

新専門医試験に対応している教材をそろえよう

新専門医制度に対応しているテキストを探している場合はドクターズスタディの「内科専門医試験対策教材」がおすすめです。出題傾向と予想される問題がピックアップされているため、自身で過去問を集めたり分析したりする手間がなく、すぐに勉強を始めることができます。 さらに「内科専門医試験対策教材」は内科の全領域を網羅しており、自分の専門ではない領域についても無駄なく効率的に対策することが可能です。

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